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もし、あなたが まちの首長さんなら 〈原発〉 どうしますか?

井戸川克隆、村上達也、桜井勝延、根本良一、笹口孝明、
保坂展人、上原公子、西原茂樹、三上 元、曽我逸郎、
澤山保太郎

脱原発で
住みたいまちをつくる宣言
首長篇


2013年7月刊
四六判並製 219頁
定価 1800円+税
ISBN978-4-87714-436-4 C0036

●目次
●書評
●関連書



発を止めたら、「豊か」になれないのだろうか? 
もし、あなたが まちの首長さんなら、 〈原発〉どうしますか?

“脱原発”を表明した市区町村長たちによる、「脱原発でまちづくり」マニフェスト!

 3・11後、「原発を止めたい」と考える国民は8割にも上る。しかし他方で、「原発を止めると、立地地域の経済・雇用は立ち行かなくなる」という声も根強くあり、その不安も無視することはできない。
 いまや“脱原発”とは、エネルギー問題のみにとどまらない、人々の暮らしの根本、地域の雇用・経済・福祉といった地域コミュニティのありかたの見直しを求める問題であり、行政のみならず住民全体の議論なくしては進まない民主主義そのものの問題としてあらわれている。
 福島の悲劇を受けて、私たちはどこへ向かうべきなのか――放射能に故郷を追われたまち、原発の立地自治体や近隣自治体、住民投票で立地計画を断念させたまち、核のゴミ捨て場にされそうになった村、電力の大消費地・東京の自治体等々、それぞれの経験に基づいて脱原発へむけて動き始めている市区町村の11人の首長(現職、前・元職)たちによる提言集。


〈著者〉
井戸川克隆
(福島県双葉町・前町長)
村上達也(茨城県東海村・村長)
桜井勝延(福島県南相馬市・市長)
根本良一(福島県矢祭町・前町長)
笹口孝明(新潟県巻町・元町長)
保坂展人(東京都世田谷区・区長)
上原公子(東京都国立市・元市長)
西原茂樹(静岡県牧之原市・市長)
三上 元(静岡県湖西市・市長)
曽我逸郎(長野県中川村・村長)
澤山保太郎(高知県東洋町・前町長)

(本書刊行時点)






◆『脱原発で住みたいまちをつくる宣言 首長篇』目次

 まえがき

原発事故の町は被曝責任を問い続ける

  ……井戸川克隆
(福島県双葉町・前町長)

この国は原発をもつ資格はない

  ……村上達也
(茨城県東海村・村長)

私たちの経験からは「脱原発」以外ありえません

  ……桜井勝延
(福島県南相馬市・市長)

原発マネーより、まずは行財政改革を
――「合併しない宣言」の町からの提言
  ……根本良一
(福島県矢祭町・前町長)

住民投票で示した「原発いらない」の意思

  ……笹口孝明
(新潟県巻町・元町長)

エネルギー効率化と電力自由化で脱原発は可能だ

  ……保坂展人
(東京都世田谷区・区長)

自治の力で分散型エネルギー社会の実現を

  ……上原公子
(東京都国立市・元市長)

浜岡原発停止から二年を経過した牧之原市の選択

  ……西原茂樹
(静岡県牧之原市・市長)

どう計算しても原発は高い!

  ……三上 元
(静岡県湖西市・市長)

地域での暮らしを問い直し、自分なりの楽しみを創り出そう

  ……曽我逸郎
(長野県中川村・村長)

核のゴミ捨て場を拒否して、福祉・教育の町へ

  ……澤山保太郎
(高知県東洋町・前町長)







書 評


◆「河北新報」(2013年8月8日) - 新刊レビュー:「命こそ第一」アピール
 ⇒ https://kacco.kahoku.co.jp/blog/bookreview/15302

東日本大震災による福島第1原発事故を受けて、原発の是非が社会全体で議論され始めた。政府は原発は必要との姿勢を堅持するが、各種世論調査では、過半数の国民が原発の再稼働に反対の意向を示す。

本書はこうした状況下、原発をやめたら豊かになれないのかを問う。著者は、被災地福島をはじめ全国各地で脱原発を表明した首長11人。なぜ脱原発なのか、新しいまちづくりはどうあるべきかなどについて、多角的に見解を述べている。

 南相馬市の桜井勝延市長は、原発事故で古里が失われただけでなく、元の生活に戻れるという自信を市民が失いつつある現状を紹介した。原発が続けば「私たちが被った被害はなかったものとして葬り去られる」として、原発に頼らない産業へのシフトを提唱する。

 福島県双葉町の井戸川克隆前町長は、国や電力を信じ、自ら安全を確認しなかったことを町としても反省すべきだと述べる。各地の原発再稼働の前提として、「原発全体をシェルターで囲い、放射能を決して外に出さない」対策などを求めた。

 茨城県東海村の村上達也村長は、事故後も政策や体制を変えない政府や「原子力ムラ」の傲慢(ごうまん)さを指摘し、「この国は原発を持つ資格はない」と言い切る。大事なのは金や効率ではなく「命と古里を守ることに重きを置いたまちづくり」だと強調した。

 福島第1原発事故をあらためて見つめ直し、今後原発とどう関わっていくべきか考えるヒントを与えてくれる一冊だ。




◆「高知新聞」 2013.08.19:原発に依存しない未来を 




◆「原子力資料情報室通信」 472号 2013.10月1日発行 より 
……脱原発でまちづくりを考える11人の首長たちのマニフェスト集。エネルギーも民主主義もおまかせではいけない、市民が自ら立ち上がらなければ何も変わらないことが訴えられ、勇気づけられる。(以下略)



◆「東京新聞」 2013年9月15日




◆「出版ニュース」 2013年9月下









◆関連書◆

 『暗闇の思想を/明神の小さな海岸にて』 松下竜一 著

『市民電力会社をつくろう!――自然エネルギーで地域の自立と再生を』 小坂正則 著

 『六ヶ所村ラプソディー――ドキュメンタリー現在進行形』 鎌仲ひとみ 著

 『六ヶ所村 ふるさとを吹く風』 菊川慶子 著

 『ヒバクシャ――ドキュメンタリー映画の現場から』 鎌仲ひとみ 著

 『広島の消えた日――被爆軍医の証言』 肥田舜太郎 著

 増補新版 『隠して核武装する日本』 槌田敦・藤田祐幸他 著、核開発に反対する会 編

 『時代と記憶――メディア・朝鮮・ヒロシマ』 平岡 敬 著

 『無援の海峡――ヒロシマの声、被爆朝鮮人声』 平岡 敬 著




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