既刊案内
2003年刊行


勝守 寛 第9条と国際貢献――戦争のない世界を求めて

福本信子 獅子文六先生の応接室――「文学座」騒動のころ

目取真俊初期短篇集 平和通りと名付けられた街を歩いて

徐 京植 秤にかけてはならない――日朝問題を考える座標軸

伊藤成彦 武力信仰からの脱却――第九条で21世紀の平和を

糟屋和美 泰山木の家

宮岸泰治著 転向とドラマトゥルギー――1930年代の劇作家たち

太田哲男・高村宏・本村四郎・鷲山恭彦 編 治安維持法下に生きて――高沖陽造の証言

広渡常敏 ナイーヴな世界へ――ブレヒトの芝居小屋・稽古場の手帖

ジョン・ボッシー ジョルダーノ・ブルーノと大使館のミステリー

久保 覚 古書発見――女たちの本を追って

李 正子 鳳仙花のうた



2003年11月刊

勝守寛(かつもり・ひろし)
第9条と国際貢献
(品切)
――戦争のない世界を求めて

「戦争放棄」「戦力不保持」の理念が形骸化される一方で、世界では高い評価を得ている「第9条」。その理念を各国の憲法に取り入れる試みや、世界完全軍縮化モデル等を論述する。一物理学者による平和論の集大成。

四六判上製 172頁 
定価1500円+税
ISBN4-87714-310-6 C0031

★在庫僅少・美カバー切れ

2003年11月刊
福本信子(ふくやま・のぶこ)
獅子文六先生の応接室

「文学座」騒動のころ

ユーモア作家として一世を風靡した獅子文六(本名・岩田豊雄)の自宅にお手伝いさんとして住み込んだ著者の描く大衆作家の日常見聞録。応接室を訪ねる作家・俳優・ジャーナリスト、そして出入りの職人たちまでを鮮明に描き出す。

四六判上製 350頁 
定価1800円+税
ISBN4-87714-311-4 C0095



2003年10月刊

目取真俊(めどるま・しゅん)
平和通りと名付けられた街を歩いて

目取真俊初期短篇集

老いてなお沖縄戦の痛苦を告発する老女を描いた表題作と、パイン工場への出稼ぎ台湾人女工と少年との交流を通して沖縄の加害性を問う「魚群記」、ほか三篇を収録。理不尽な死と生を強いられた無告の民衆たちの魂(マブイ)の声を内面深く描く目取真俊の初期作品の世界。
                           
⇒書評を見る
四六判上製 236頁 
定価1800円+税
ISBN4-87714-305-X C0093



2003年10月刊

徐京植(ソ・キョンシク)
秤にかけてはならない

日朝問題を考える座標軸

2002年9月17日の小泉首相の平壌訪問以来、国家主義と排外主義が急激に台頭し、「戦争前夜」ともいうべき事態をむかえつつある日本。この状況下で、日本人はまず何を知り、何を考え、何を行動の基準とすべきか。そして「拉致問題」と植民地支配をどのように捉えるべきなのか。《9・11》から《9・17》をへて危機を深める世界情勢を見据えつつ、在日朝鮮人の立場から根底的に問う。

                                ⇒書評を見る
A5判並製 273頁 
定価1800円+税

ISBN4-87714-306-8 C0036


2003年10月刊

伊藤成彦(いとう・なりひこ)
武力信仰からの脱却

第九条で21世紀の平和を

有事法制の成立とイラクへの自衛隊派遣。戦後の平和憲法体制を根底から破壊する「武力信仰」を徹底批判。
好評既刊(重版出来)『『物語 日本国憲法第九条』
(小社刊)の姉妹編といえる「実践的」評論集。
                           
四六判上製 310頁 
定価2600円+税

ISBN4-87714-308-4 C0031



2003年10月刊

糟屋和美(かすや・かずみ)
泰山木の家


「さりげない書き出しと、企みの面白さに誘われ、共にスリップしていく底に、きらきらするドラマが待ち受けるのだ」 ―中山茅集子「跋」文より
文学伝習所出身の著者による初の短篇集。

四六判上製 254頁 
定価1800円+税

ISBN4-87714-309-2 C0093



2003年6月刊

宮岸泰治(みやぎし・やすはる)
転向とドラマトゥルギー

1930年代の劇作家たち

新劇がもっとも新劇らしく輝いた1930年代に活躍した代表的な劇作家たちは、その劇作の基本としてのドラマトゥルギーを、吹き荒れる転向問題に直面しつつどこまで必然性をもって考え抜いたか。転向が表徴する現実軸と、ドラマトゥルギーの歴史軸が交叉する時代を現代にあらためて問う。
                           ⇒書評を見る
四六判上製横組 206頁 
定価2200円+税

ISBN4-87714-304-1 C0074


2003年6月刊

太田哲男・高村宏・本村四郎・鷲山恭彦 編
治安維持法下に生きて

高沖陽造の証言

貧しい少年時代から苦学して外国語を修得し、1920年代には労働運動の渦中に身を投じ、30年代にはマルクス主義の立場から文芸評論・演劇運動にかかわり、治安維持法下、たび重なる投獄に抗した高沖陽造(1906〜99)の果敢な生涯についてのインタビュー。

四六判上製横組 250頁 
定価2500円+税

ISBN4-87714-303-3 C0036


2003年5月刊

広渡常敏
(ひろわたり・つねとし)
ナイーヴな世界へ
――
ブレヒトの芝居小屋 稽古場の手帖

東京演劇アンサンブルを拠点に、マイノリティーの立場を堅持しつつ、たえず根源的に新しい舞台の創造的空間を求めて苦闘する演出家の半世紀余にわたる「ナイーヴ巡礼」の軌跡――
                                     ⇒書評を見る
四六判上製 320頁 
定価2500円+税

ISBN4-87714-302-5 C0074


2003年4月刊

ジョン・ボッシー著/
ジョルダーノ・ブルーノと大使館のミステリー

異端思想として火刑となったルネサンス期イタリアの哲学者・詩人ブルーノの、ロンドンを舞台にしたスパイ活動を追跡しつつ、ヨーロッパ宗教戦争時の政治・精神史を浮彫りにした大著の翻訳。豊富な学識と論証力とに支えられた研究によって旧来の謎を解き明かした本書は、ミステリアスで傑出した歴史研究書である。史・資料多数収録。

A5判上製 予価9500円+税
ISBN4-87714-261-4 C0022


2003年4月刊

久保 覚(くぼ・さとる)
古書発見
女たちの本を追って

埋もれ、見過ごされ、打ち棄てられた、しかし私たちにとっていま再発見し、呼び起こすことが必要な〈女たちの本〉52冊に光をあてつつ、時代の流れに抗し自らの良心に従って生きた女性たちの生を鮮やかに描く。
                                     ⇒書評を見る
四六判上製 256頁 定価2200円+税

ISBN4-87714-298-3 C0095


2003年3月刊
 

李 正子
(イ・チョンジャ)
 ポ ン ソ ナ
鳳仙花のうた   ★品切

一生活者としての在日朝鮮人女性が、短歌との出会いを通していかにして自らの正体性(アイデンティティ)を獲得していったか――。理不尽な差別・排除が平然とまかり通る日本社会にあって、それは言葉の力を武器にした「日常の闘い」であった。幻の第一歌集『鳳仙花のうた』を再録した評論集『ふりむけば日本』(河出書房新社刊・絶版)に、最新エッセイ24篇を増補した待望の決定版。
                           
⇒書評を見る
四六判上製 283頁 
定価2200円+税

ISBN4-87714-297-5 C0095